<2つの違いは>
誰でも年齢と共に物覚えが悪くなり、人の名前が思い出せないという「物忘れ」が起こる。
これは「脳」の老化によるもの。
認知症とは、何かの病気によって起こる症状や状態の総称。
つまり、老化による物忘れと認知症は違う。
認知症が進行すると、段々と理解力や判断力が低下して社会生活や日常生活にも支障が出る。
老化による物忘れと認知症の違いを以下に示す。
<老化による物忘れ> <認知症の場合>
原因→脳の生理的な老化 | 脳の神経細胞の変性
物忘れ→ヒントがあれば | ヒントがあっても思 思い出せる | せない
症状の進行→あまり進行 | 段々と進行する
しない |
判断力→低下しない | 低下する
自覚→忘れっぽいと自覚 | 忘れた自覚なし
できる |
生活→支障なし | 支障あり
<三代認知症>
認知症の殆どを占める三代認知症は…
アルツハイマー型50% レビー正体型20% 血管性15%
残りは、その他治るタイプ15%
三大認知症は全体の85%を占め、認知症のうち半数はアルツハイマー型認知症だ。
<まとめ>
認知症があっても元の病気を治療すると治る事もあるので、病気を早く見つけて治療を始める為にも、認知症かなと思ったら、早めに専門医を受診するべし。