<レビー小体>
これは、実際はいないのに人が見える「幻視」や眠っている間に怒鳴ったり奇声を上げる異常行動が起こるもの。手が震え、小刻みに歩行するパーキンソン症状も見られる。
頭がハッキリしたりボーッとしたり、日によって変動するのが特徴。
<原因は>
脳の神経細胞の中に「レビー小体」という異常タンパク質魂が大脳に広く拡散すると認知症を起こす。
ただし脳の萎縮な無い。
<主な症状と進行度>
「認知機能障害」
注意力散漫、物が歪んで見える、始めは記憶障害があまり目立たない。
「認知機能変動」
時間帯、日により頭の聡明差がある。
よく理解出来たり、極端に理解力判断力が低下。
「BPSD(行動心理状態)」
幻視→見えない物が見える(錯視)ともいう。
睡眠時異常行動→怒鳴ったり叫んだりする。
抑うつ症状→気分の浮き沈み、意欲低下。
「身体面の症状」
パーキンソン症状→無表情、筋硬直、小刻み歩行。
自律神経症状→血圧、体温や内臓の働きが不調。
<対応のポイント>
椅子からの立ち上がりや階段は手摺りを使用。
躓き易い物を置かない。
つまり、転倒に注意するという事。食べ物も呑み込みにくくなるので、食事は前屈み姿勢をとらす。
刻み食や、トロミなど調理を工夫する。
<まとめ>
レビー小体認知症は分かりにくいと言われており、もしかしてと思う方は下の表でチェックするべし。5個以上該当するならレビー小体認知症の可能性があるということになるが…