body&mental care support diary

心と体のバランスを大切にするブログ

「痛風の痛みは耐え難い」

<高尿酸血症>
痛風という発作が出るとめちゃくちゃ痛みが伴う病気があるのだが…
痛風は高尿酸血症に起因する病気。
痛風とは、尿酸が関節や腎臓のなかで結晶となってとどまることで、関節に激しい痛みを起こしたり、悪化すると腎機能障害をもたらしたりする病気。
<症状>
症状は前兆として、患部の違和感やむずむずした感じがするのが始まり。
痛風の前兆が現れた段階で治療ができなかった場合には痛みが出る。
通常では、24時間以内に痛みのピークを迎え、発作の痛みは激痛で、耐え難い。
日常生活が困難になる時もある。
発作後は、強い痛みが人によるが2、3日〜5日続き、1~2週間で症状は治まる。
痛みを生じた箇所は赤く腫れ上がり熱を持つ。
だから、初期症状の段階で、手足の違和感があるうちに治療を開始すれば、この発作を未然に防ぐことが可能なんだが、この病気、昔は贅沢な食べ物ばかり食べて引き起こす発作から贅沢病と言われていたらしい。
もちろん現代ではれっきとした病気として捉えられ、贅沢病などと発言すると差別になる。
<隠れ痛風>
自分も数年前に初めて発症して痛い目に遭い、今は何とも無いが、お酒が好きだから、酒の肴も進む。
時々、膝がむずむずして違和感を覚える時があり、思わずあの痛みが頭の中をよぎる。
だけど、健診の結果はいつも尿酸値は正常。
でも体のむずむず感や痛くなる予兆はたまにある、実際に痛いと感じる事もある。
これは、擬似痛風とか隠れ痛風というやつらしい。
<尿酸>
尿酸は、プリン体が分解されることでできる物質プリン体を多く含む食べ物を取り過ぎたり、代謝経路のどこかに異常ができると体内のプリン体は少しずつたまっていく。
プリン体が体内で分解されると、最終産物の尿酸がつくられる。
産生された尿酸は、腎臓や腸管から排出され、血液の尿酸値は、体内で産生された量と排泄された量のバランスによって決まる。
血液中の尿酸値が上昇すると、高尿酸血症が出現し、尿酸が関節や腎臓のなかで結晶化していくと、様々な症状が現れる。
<放置すると恐ろしい事態に>
この高尿酸血症を放置すると手足の関節や耳たぶの皮膚の下にも尿酸塩の結晶が沈着してコブが出来る。
これを痛風結節という。
痛風結節は、痛風発作と違い痛みは生じないが、
進行すると関節が変形したり骨の破壊が起り日常生活に影響が出る。
こうなると恐ろしい事態になる。
治療となると、当然この高尿酸血症の改善が重要。
発作の痛みは鎮痛薬を使って痛みを和らげるが、実際あまり期待出来ないと私は思う。
ロキソニンやボルタレンがあるが、自分の場合、ステロイド剤でも飲まないと効かない。
又、薬物療法で、尿酸下降薬を服用し、血中の尿酸値を下げて行く。
<まとめ>
大切なのは生活習慣の改善でケアすること。
贅沢病というのは、ただの偏見だが、痛風の患者が増加した原因は、結局食生活を含む生活習慣の西洋化によるものだと考えられているそうだ。
また、食生活や生活習慣が原因となる高尿酸血症はメタボリック症候群の1つとも考えられている。