<気さくな知人が珍しく怒る>
先日、知人が久し振りにブチ切れたそうだ。
普段は冗談ばっかり言って受け流し上手な彼が切れるなんて珍しい、何があったのか話を聞いた。
知人が言うには、スーパーの屋外駐車場で駐車しようとバックしていたらしい。
すると、祖父母、小学生1人(低学年くらい)を連れた40代くらいの夫婦、家族5人がゾロゾロ歩いて来たらしい。
しかも駐車スペースの枠外では無くマス目を斜めに横断する様な(多分、端から歩くより短い距離で入り口に着くから)感じで丁度知人の車の後ろに差し掛かったそうだ。
すると祖父母2人が「まあ危ないわね(の)」と言ったのが聞こえて来たので窓越しに「すみません」とこちらも声を掛けたのだそうだ。
それを側で見た夫婦、今度はすかさず夫が「おいコラァ!危ないやろ、気つけろや!」と偉そうな態度で言って来たらしい、なる程、ここは、家族を代表し、しっかり注意しておこうという訳だなと思った知人は、再度謝り、あっさり引き下がった。
とはならなかった様だ…
その夫の態度にカチン!ときた知人は、車から降りて逆ギレに転じたのだ。
「ここは何や!駐車場やろ、歩道違うやろ」
「お互いが、譲歩しあって、どうぞとか、すみませんとか言うて進行するなら分かるわい」
「家族に子供やお年寄りがおるのに、車に気を付ける事や、どこを歩いたら危ないのか教えてやるのが親ちゃうんかい!」
「偉そうに文句を言う前に始めから歩行スペースを歩かんかい!」
「何でも歩行者が優先される思ったら大間違いじゃ!」
とまくし立てたらしい。
まさか降りて来て言い返してくるとは思わなかったのだろう、家族一同ぼう然としていたらしい。
そして、何も言い返せず、無言で去って行ったらしい。
<その夫は茫然とする>
特に、夫の目をずっと見ていたのだが1番ぼう然としていたのだそうだ。
その夫、見たところ、ガッチリした強面の顔で会社などで幹部をやってそうな柄。
そこそこ中年のいい歳なのに、偉そうな態度だったから、なんだか余計に腹が立ってきて、状況をもっと考えてみろよとの思いから言い返したのだそうだ。
去り際に子供だけが、何度も振り向いて不思議そうな顔でこちらを見ていたそうだ。
因みに買い出しは気分を害したので別のスーパーに行ったそうだ。
<まとめ>
確かに車に対する警戒心が少ない人が多い。
例えば、自分が仕事で周る生活道路や路地で遊ぶ子供は、トラックが来ても避けようとしないし自転車や遊具も退けず、恐怖心など無く、車に無関心。
数人でお喋りする親は子供を見ていないか、見えていても離れ過ぎていたり危険だという認識と危機感が無い印象を何度も感じる。
いずれ近未来には、自動車は全てオート化の時代が来る、ドライバーの仕事は無くなり、安全性は格段に上がる。
しかし今回のこの話、口は悪いけど彼の言い分は理路整然としていたと私は思う。
あなたは、どう思う?