この様な人は、相手の思いを聞き、根気よく教えて行かねばならない。
職場で見かける1から10まで指示しないと分からないタイプの職員。
もう少し積極的に動いてくれたらいいのにと思う事がある。
言われた事しか出来ない人というのはたまにいて、何回言われても出来ない人も稀にいる。
今回は前者について話す。
悪く言えば、気が利かない、先の事を見ない、言われた事しかやらない、こんな人が増えている気がするのは私だけだろうか…
例えば
「この前お願いした資料どうなってる?」
「できてますよ」
「え、できてるんだったら早く言ってよ、ずっと待ってたよ」
自分は何も悪くないと思っているパターン。
言われた事しかやらない。
指示に従ったままで、強めの論調になると「そんなの聞いていません」「だったらそう説明してください」と返してくるのが口癖。
少なくとも言われた事はきちんとやり遂げたと思っている為、悪いなんて思っていない。
相手に取って良いか悪いかと判断が分からないので余計な事はしない方がいいと考えている。
もちろん指示があればすぐに動くのだが。
そもそも役割りが分かっておらず「言われた事以外って何?」「言われてもいないのに動いていいのか?」と考えてしまう。
「動いていいですか?」「自分がやります」というのがない。
捉え方が断片的で前後の流れを汲み取れない。
分からないと、ただ単に指示待ち状態になる。
逆ギレして「指示に問題はないのですか?」と返して来る事も…
例えば
「言われた事しか出来ないのか?」
「言わないと分かりません」
「自分で考えろ」「見て覚えるもんだ」
「見るだけでは覚えれません」
双方の言い分は分かるが、結局こちらが突き放しては指示待ちは改善されない。
指示にはきちっと従ってる筈だから自分では、仕事が出来ないとは思ってはいない。
だから、その思いを先ず聞いてみる。
そして、やる必要性がないという人には、どうしたら効率的に作業が進むかと、先を考えて行動するのも仕事の内だと教える。
言われた事しかしない人の中には、自信がない人もいる時がある。
内向的なタイプの人は失敗を恐れて先に進めない。
「前にも言っただろ」
「すみません」
言われた側は、また怒られる、もう聞きたくない…こうなると業務に間違った判断をしてしまう。
こういった事も含め、結局は多少時間はかかっても目的や経緯や意図を明確に指示する事が大切。
それにしても、もう少し積極的に動いてくれよ…