<ザイオンス効果>
人は、何度も何度も繰り返し会う人の事が好きになるもので、これを…「単純接触効果(ザイオンス効果)」
と言う。
ポイントとなるのは、1回だけ長く話すよりも、数回にわけて短く話す、これが仲良くなる心理。
<人は繰り返し会う人を好きになる>
雑談は、心のスキンシップであり、相手と仲良くなる事が目的。
その為には、身構えずに雑談する機会を増やして行く事が大切だろう。
例えば、エレベーターの中で上司と出会った時
「おはよう御座います、朝から寒いですねぇ」
と声かけをする。
上司「おはよう、寒いねホント」
こちら「今日も荷物が多いですね」
上司「今日午後からプレゼンなんだよ」
こちら「わぁ大変、でもきっと大丈夫ですよ」
上司「ありがとう」
この様に次の3つの要素を取り入れると良い。
1.挨拶2.共感3.驚きと励まし。
これだけでも、1分程度の雑談が成立し、この「きっと〜ですよ」という前向きな言葉で締めると、より好感度を増す確率が上がる。
<リモート会議の場合>
開始5分前に入っておく。
リモート会議が増えると雑談が減る?
例えば5分前に入り最後に退出する。
少し早めに入ると同じく早めに着席している得意先と話す事が出来たり、たとえ1分でもそこで雑談が出来たら「ザイオンス効果」を発揮できる。
会議の終わりも、参加者が続々と退出していく中でで「有難う御座いました」などの声掛けをし、最後まで残る。
<単純接触から思いもよらぬ事が>
「なかなか有意義な会議でしたね」と話しかければ「そうでもなかったよ」とか「〇〇部長のあの発言が少し分かりにくいかったな」など、相手の本音を引き出す事もある。
雑談は、誰でも簡単に実践する事が可能だから、口下手な、苦手な、人でも、先ずは大きな声で「おはよう御座います」と笑顔で挨拶する。
それだけで雑談の80%は獲得出来る。
難しく考えずここから始めれば良い。
<まとめて>
誰でも1分雑談が上手くなる、挨拶・共感・驚きの3要素の中で傾聴するのは勿論の事、これをビジネスに置き換えると、それ以上に一歩身を引き、腰を折って「いろいろ教えて下さい」と言える人ほど良い。
謙虚で傾聴力がある人は ビジネスで成功する。