body&mental care support diary

心と体のバランスを大切にするブログ

「着替えは労働時間になるのか」

<着替えは労働時間ではない?>
賃金払わずに、飲食大手に是正勧告のあった話。
先月のある記事に、飲食大手フジオフードシステムが運営するカフェで働く女性が、未払い賃金の支払いを求めたと出ていた。
この会社、従業員が制服に着替える時間などの賃金を支払っていなかったとして、労働基準監督署から是正勧告を受けていた。
厚生労働省のガイドラインでは、着替えなどの時間は労働時間に含むと定められている。
<労働組合の見解>
女性従業員が加入する労働組合「首都圏青年ユニオン」は、この実態を記者会見して明らかにする。
女性は、同社が運営する商業施設内のカフェでパートとして勤務。
更衣室での制服への着替えと店舗への移動で1日30分ほどかかるが、労働時間には含まれていないという。
ユニオンは同社に、こうした時間分の賃金支払いを要求するが会社側が更衣室で着替えることは義務づけておらず、労働時間にはあたらないと主張し、支払いを拒否したので労基署に申告したという。
<過去2年分の未払い>
ユニオンによると、労基署は着替えなどの時間は労働時間にあたると認定。
女性に対して過去2年分の未払い賃金を支払うよう、6月に同社へ是正勧告を出したが、現時点で未払い賃金は支払われていないらしい。
フジオフードは、まいどおおきに食堂などを全国800店以上展開する。
同社側の代理人弁護士は是正勧告を受けたことは認めた上で、今後の対応は検討しているらしい。
<まとめ>
会社は、株主・役員・社員でおよそ成り立つ。
ゴーイングコンサーンが良くないと組織は崩壊する。
役員は社員に対して仕事の対価を払うのは当たり前で、払わないのはおかしい。
サービス残業は当たり前という社内通念がある。
着替えに30分かかるのであれば、かからない工夫をするべきで、それもしないで労働時間ではないと言うのはは無理がある。
制服などへの着替えの時間の賃金は発生する。
指定の制服がある場合指揮命令下に置かれた事と見なされるからだ、過去に判例もある。
日本の労働基準に対する意識は著しく低いので労基署には頑張っていただき、警察が出動するくらい厳しくやってほしいものだ。