<最も不向きな日>
会社で、折角洗車した業務車両が不安定な天気のせいで雨に濡れて大無しになった経験はないだろうか。
いつ洗車すべきなのか、 晴れたり降ったり…
ベストな日はどんな時なのか。
また最も不向きな日とは…
2022年の夏も、猛烈な暑さの晴天が続き、異例の早さで梅雨明け。
しかし7月には一転して涼しい雨の日が続く。
8月に入っても不安定な天気が多く、炎天下と思えば降る時はゲリラ雨。
洗車の機会を逸している人も多い。
洗車に最も不向きなタイミング、それは実は、炎天下の晴れた日だった。
そう、炎天下の洗車はNGなのだ。
洗車の専門家やカー用品店の担当者によると、皆、口を揃え、同じ見解だという。
<炎天下はNG>
何故なのか?
それは、単純にボディーが熱くなるため、水やワックスが早く乾いてしまい、水シミやワックスのムラが残りやすいというのが理由。
それだけでなく、直射日光が水滴を通り、レンズ効果によって高温となるため、塗装を傷める原因にもなる。
つまり、洗車で余計にクルマを傷めてしまうようなことだという。
<どんな日が良いか>
洗車に関する技能や知識などについての資格、洗車ソムリエの検定試験を行う日本洗車ソムリエ協会が言うには、風のない、くもりの日の夕方がベストなタイミングだと挙げている。
では雨の日はどうか…
雨水はカルキを含んだ水道水よりも水シミが残りにくいというが、日本洗車ソムリエ協会によると、その性質は地域によって異なるとのこと。
また、雨は酸性、洗剤はアルカリ性のため、雨のなかでの洗車は油分が落ちにくくなるそうだ。
長雨の中では、どうせ降るなら洗車しなくていいと思う人もいるだろう。
ただ、雨が降ると大気中からボディへ付着した微細な砂や鉄などの物質が、雨水で泥ダンゴのように固まってしまうため、乾いた後の洗車でクルマが傷つきやすくなるのだ。
だから、ボディへの汚れの固着を防止する為にも雨が降る前に洗車するのがベストだそうだ。
<まとめ>
洗車後に雨が降ると、しまった、アンラッキーだと思ってしまうだろう。
ただ、今回、洗車に適したタイミングを考えてみたら、そこまで悲観することでもない様に思う。