body&mental care support diary

心と体のバランスを大切にするブログ

「認知症を予測する靴」

<10億円の価値>

ある高専生が開発した装置に付いた評価が何と10億円だという。

その装置は、認知症の兆候が歩き方で分かる⁉︎

歩き方で認知症になるかどうかが分かる、そんな装置を一関工業高専(岩手県一関市)の学生3人が開発し、企業評価額を競う全国大会で最優秀賞を受賞したのだ。

10億円の評価額は、つけられた評価額で過去最高で、3人は「早く起業したい」と意気込んでいるそうだ。

<大会の内容> 

大会は、人工知能(AI)が自ら学習する「ディープラーニング(深層学習)」の技術を利用して開発した装置を、技術力やビジネスモデルの面で評価し、つけられた額で競う。

4月末に東京で開かれ、約50チームが参加。

そして、一関工業高専からは、システム創造工学専攻1年で、生態工学を学ぶIさん、深層学習について研究するKさんと佐藤汰樹さんがチームを組み、3人が提案したのは、認知症の兆候を早期発見する装置とサービス「D―walk」だ。

<認知症の特徴に着目>

認知症患者に特有の歩行時のすり足やふらつきに着目し、一関市の高齢者約100人から集めた歩行データを元に、インソール型の足圧センサーを入れた靴を履いて歩いていただき、加速度などから、その人が認知症になる可能性を予測。

更に、外部の経営者から指導を受け、認知症を予防したい契約者と、認知症と診断された人に保険金を支払う保険会社の双方にとって役立つと思い、この装置を個人や介護施設ではなく、保険会社に売るビジネスモデルを考案した。

<まとめ>

大会では、歩くこと自体が認知症予防に繋がる上、簡単に検査できる仕組みや現実的なビジネスモデルが評価され、企業評価額10億円、投資額5億円をつけられて見事に優勝。

「互いの得意分野をバランス良く発揮してつかんだ最優秀賞で、喜びは大きかった」とKさんは、語っていたそうだ。

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