<頑固な親といつも喧嘩>
親は歳をとると言うことを聞いてくれなくなって来ることがあり、誰もが一度はこんな思いをしたことがあるのでは無いだろうか。
例えば、親がいつまでも自分のことを若いと思っていたり、病院嫌いが直らない、晩酌の量が減らない、など…悩みは様々。
親のことを思って言ったことが、いつも喧嘩になってしまったりする。
それは、ある著書によれば、実は伝え方に問題があるという。
あの親子はいつまでも仲が良いと言われる家庭で無意識に使われている1つの言葉が鍵を握る。
<親にイライラしてしまう時のNGワード>
例えば、干した洗濯物を乾ききっていない状態で親が取り込んでしまう。
お弁当用に残しておいた食材を、好意からか親が夕食で一品増やそうと勝手に使ってしまう。
そんな時、つい余計なことをしないでほしいという言葉が口から出てしまう。
とはいえ、こんなことを言えば、親は善意を踏みにじられたと思うし、自分もイライラする。
ただ、親も悪気があるわけでは無く、このすれ違いが親子関係の亀裂の元となる。
<上手く要求を伝える言い方>
この様な場合は、一度冷静になり、先ず感謝の言葉から伝えてみるべし。
「ありがとう」などのクッション言葉を挟んだうえで、要望を伝える。
感謝の言葉があると、ひとまず親は、子どもの役に立つことが出来たと思い、うれしい気持ちになる。
すると、あとに続く言葉が「改善要求」だったとしても、受け入れてもらいやすい。
「ありがとう」
「ただ、〜してくれるともっと助かるよ」
と伝える、この方が怒鳴っているわけでもなく、何をしてほしいのか又はしてほしくないのかをスムーズに伝えられるからだ。
場合によっては「ありがとう」「料理は私がやるから、代わりに掃除をしてのもらえると嬉しいな」と伝えるのもありで、老いた親は皆さんの役に立ちたいという思いで行動している為、何か役割があると良い。自分達の手が回らないことを代替案として伝える。
<イライラをぶつけても解決にならない>
ありがた迷惑を減らすには、先に述べたようなコミュニケーションが取れれば、嫌みなく減らすことが出来るだろう。
面倒な事が増える様なサポートでも、大事なのは、先ず「私の為を思ってやってくれたことなのだ」と感謝し、親の善意を受け取る言葉を返すことから始めるべし。
それが要望を伝えるときのコツとなる。
イライラする気持ちは痛いほど分かると感じる人は大勢いると思う。
しかし、イライラをそのままぶつけても本質的な解決にはならない。
これは、頭の片隅に入れておいた方が良さそうだ。
<まとめ>
なるほど、言葉選びと伝え方は重要だ。
私も伝え方が悪いこと多く、関係が悪化しがち。
たらればで何でこうなるんだと後悔ばかり。
自分の感情が先走ったりもして、本心がなかなか上手く伝えられない。
性格はある程度変えられても気質を変えるのはやはり難しい。
ただ、改善出来るように努力はし続けなければ兆しも見られない。
何でも言い方1つなのだと思う。
人間、誰が相手でも言い方1つで関係性は変わるものではないか。