<連休明けから本格化>
日本気象協会によれば、今週から気温の上昇に伴い全国的にスギ花粉の飛散は拡大。
3月に入ると「爆発的に増加する」ところが出てくるそうだ。
つらい症状を少しでも軽くするために、今こそしておきたい対策や有効策を考える。
<家庭でも可能な対策法6選>
先ず、病院や診療所などの医療機関を受診しなくても自分でできる対策、つまりセルフケア、このうち重要な
「ある程度の根拠が確かめられている」「副作用などのリスクが低い」という基準を含めて考えてみた。
①帰宅したら、コートなどに付着した花粉を払ってから家に入る。
②室内を適度に加湿する。
③症状が強い時は、外出する際に花粉対策ゴーグルやマスクなどを着用する。
④鼻うがいをする。
アレルギー性鼻炎の症状を緩和する効果が示されているので有効。
生理的食塩水などで行う方法もありだが、自己流で行うのが心配なら市販品を使うのも良い。
⑤鼻にワセリンを塗る。
外出前に、鼻の穴に近い部分に少量のワセリンを塗る対策法があり、物理的に花粉の侵入を防ぐほか、花粉が粘膜の水分に触れてアレルゲンを出すのを防ぐ効果もあがる。
⑥早めの市販薬の飲用。
ドラッグストアで市販されている花粉症の薬のうち、「第2世代抗ヒスタミン薬」は、症状が重くならないうちに服用することが勧められている。
<まとめ>
花粉症対策の鉄則は、何より花粉に触れる量を減らすこと。
3連休明けはスギ花粉が徐々に本格化、3月に入ると爆発的に増加の見込みだという。
鼻うがいは、成人も小児も共に、何もしないよりアレルギー性鼻炎の症状緩和に効果があり、また副作用との関連はなさそうだ。
ワセリンを外出前などに、鼻の内側、つまり穴の入り口に近い部分に少量塗り付けると効果的。
症状の重症化を抑えるコツは、花粉飛散予測日から、又は、症状が出始めた時、早めの服用をすること。
セルフケアのポイントは、効果がある程度確かめられており、副作用などのリスクが低いこと。
ドラッグストアの薬剤師や登録販売者に相談し、詳しい情報を得るのもあり。