body&mental care support diary

心と体のバランスを大切にするブログ

「凄すぎメンタル」

<奇跡の18分>

先月2日、羽田空港で起きた日本航空機と海上保安庁機の衝突事故はまだ記憶に新しい。

大破炎上した日航機から、衝突後わずか18分ほどで乗員乗客379人全員が脱出した。

この奇跡に、乗客たちは命を守る為にどう行動したのか当時の証言や動画を基に振り返る。

<訓練以上の結果>

当時、日本航空の赤坂祐二社長は、羽田空港での事故後初めて報道陣の取材で、乗客乗員全員が炎上した機体から脱出できたことについて訓練以上の結果が出せたのではないかと前向きに評価した。

羽田空港C滑走路で着陸直後の日航機と海上保安庁の航空機が衝突して炎上し、海保機の男性乗員5人が死亡した事故で、海保機の男性機長が事故当日に突然、海保機の後部が燃えたと警視庁に説明し、衝突事故について何が起きたのか分からないとも話した。
国土交通省が公表した管制官の交信記録に、着陸やり直しなどの対応を日航機に指示する文言の記載がないことも判明。

滑走路に進入した海保機を管制官が把握していなかった可能性があり、管制官の指示は適切だったと見解を示した。

<衝突直後の機内>
鼻と口を押さえて、そのまま座って背を低くしてください…衝突直後の日航機内。

非常口近くの客室乗務員がマイクなどを使わず、大声で呼びかけ、救急箱を取りだし、通路にしゃがみ込んだ女性を介抱する乗務員の姿もあった。

機内は非常灯だけで薄暗く、煙っぽい。

真っ赤な炎が窓の外に広がり、幼い子の泣き声と、女児の「早く開けてください」「神様」というさけび声が続いた。
鼻と口を覆い身をかがめ、ほぼ満席の機内から、全員が衝突から18分で脱出。

その直後に炎は機内に燃え広がり、逃げ遅れれば、多くの犠牲者が出る恐れがあった。
<乗客達の証言> 

乗客の証言によると、衝突と同時にエンジン付近から炎が上がった。
非常口が開くまで体感で15分、結構長かった、もう死ぬんだな、などと感じたり、安心して下さいとの乗務員の声が届いたという人や、聞こえなかった人も。

非常口がやっと開くと自分の判断でシートベルトを外し、前の人に続く、後方の乗客は早く行ってとパニックになり、乗務員から席に戻ってとの声が響く。

脱出時はドタバタと押し合いになり荷物を取り出す人もいた。

全員の脱出成功は奇跡としか言い様がないという。

<凄すぎメンタル>

乗客367人全員を僅か18分で脱出させ、その後にCA、最後の最後に機長脱出、凄すぎて言葉にならない。BBCでも大きく報道されたらしく欧州駐在時代の友人達から日本人はやはりレベルが高過ぎる、素晴らしい偉業との激賞メールを多数頂いた。

映像を見ただけでも怖ろしいと感じるような状況の中で、熱と煙と炎の中、JALのCA・機長の方々、本当に御無事で何よりだった。

混乱の中、開けれるドアを見据えて判断は素晴らしく、後方にいた乗務員は特に冷静に判断だった。
怒号も鳴き声もある中で、パニックになり詰め寄る者もいる中で、いくら訓練してたとは言え、立派な乗務員の納めた任務のお陰だろう。
乗客も乗務員の指示に従った事も大きい。

<まとめ>
衝突から18分で脱出完了させてそ10分後に爆発炎上を考えると文字通り間一髪の奇跡。

乗務員による的確な避難誘導とそれに従った乗客達の冷静な行動によるものだ。
事後対応は完璧に近かったと思う。

赤坂社長は、自身整備出身で現場に厚い人だという。決して御巣鷹の悲劇は無駄でにせず、あの悲劇の思いを受け継いでいるから、今回の対応が出来たのだと捉えて良い。

機内に取り残されてる人を確認して避難させてから自分が最後に脱出する機長さんの並々ならぬ使命感には脱帽や尊敬を超えて言葉にならない。

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