<ビジネスマナー>
社会に出ると様々な局面でビジネスマナーを実行する時がある。
特に、仕事や目上の人との会話では、間違った敬語を使うと、相手に不快感を与えたり、印象を下げてしまう可能性だってある。
誤用しがちな敬語、実は使うと恥ずかしい敬語があり、5つ挙げてみる。
自分も含め、表現において今一度、次に挙げる5つを見直して頂き、参考になれば幸いに思う。
<誤用し易い5つの敬語>
①「よろしかったでしょうか」
よく接客などで耳にするこの表現、実は間違い。
過去形を使うのは過去のことを尋ねる時で、現在のことを尋ねたい場合は「よろしいでしょうか」が正しい表現。
②「とんでもございません」
「とんでもないです」又は「とんでもないことで御座います」が正しい。
これは「とんでも」という言葉は存在していない為「ございません」をつけると文法的に間違いになる。
ただ、現在ではあまりにも広く使われている為、文部科学省が、相手の褒めや賞賛などを打ち消す場合に使っても良いと認めているそうだ。
③「了解しました」
例えば、上司や目上の人に対して「了解しました」と言うのは少しカジュアル過ぎる表現。
この場合「承知致しました」や「かしこまりました」が、より丁寧な表現とされている。
仕事の進行をスムーズに、そして礼儀正しく伝えたい時に覚えておきたいフレーズ。
④「〜して頂けますか?」
「頂く」とは謙譲表現。
「食べる」「飲む」「もらう」を意味する言葉。
「お菓子を頂く」「飲み物を頂く」という使い方をするべきで、それ以外の時は、ひらがなを使う。
⑤「〜して下さい」
「下さい」は物をもらう時に使う表現の為、これもよくある間違い。
使うなら「飲み物を下さい」などと表現。
何かをしてもらいたい時は「~してください」とひらがなで書く。
細かいなと思うだろうが、実はこの違いを理解しておくと、より適切な日本語が使えるようになる。
<まとめ>
日本語は諸外国と比べ、とても繊細。
日本人でさえ分からない文言は多々ある。
因みに私は、5つ全部OKだと勘違いしていたので勉強になった。
たったこれだけでも知っておけばモヤモヤメンタルもスッキリする。
この機会に是非、自分の言葉遣いを見直してみてほしい。
間違えやすい敬語を正しく使い分けることは、大切なスキルの1つになるはず。