body&mental care support diary

心と体のバランスを大切にするブログ

「久し振りのパワースポット」

<長尾山正俊寺>
大阪府枚方市長尾という所に菅原神社があるがそこからすぐにあるお寺、正俊寺。
慶安四年(1651年)江戸時代、河内領主久貝因幡守正世 が父である因幡守正俊を弔う為に菩提寺として創建された久貝因幡守正俊を弔い、息子である正世が建立。父の名より長尾山正俊寺と命名された曹洞宗の寺院。
2箇所ある参道入り口には四天王が出迎える。
これは、帝釈天の配下で仏教世界を護る神様。
東方を護る持国天、南方を護る増長天、西方を護る広目天、北方を護る多聞天からなる。
但し、多聞天のみ単独で祀られることがあり、単独では毘沙門天と呼ばれている。
毘沙門天は私が尊敬する戦国武将の上杉謙信公が崇拝していたので大好きだ。
因みに武勇や技芸に優れた4人が「○○四天王」と呼ばれるのは仏教の四天王から来ているからだと言われている。
御利益は、戦勝祈願、国家鎮護。
聖徳太子が物部氏との戦いで戦勝祈願をしたのが四天王だったという。
<参道を通る>
参道の左右には、なんと西国33カ所の各お寺に対応する像が順番に並んでおり驚いた。
途中、手水石がある。
龍の様な獅子の様なフォルムに少し考え、
髭があることから、おそらく龍だと判断した。
そして本堂へ…
御本尊は「釈迦如来坐像」
讃良郡中野村(大阪府四条畷市中野という所)の正法寺から移したものらしい。
本堂左手には鎌倉時代に建てた高さ4.3mの花岡岩製の十三重塔があり、大阪府の重要文化財に指定されている。
<境内>
境内には羅漢の石像があり、そばには約1万5000枝のあじさいが植えられている。
あじさいは、例年6月上旬から7月上旬にかけて見頃となる。
今回の参拝は、開花前のシーズンだから華やかではなかった。
鐘楼があり、土台が凄く綺麗だが、おそらく鐘楼の場所を移したとみられ以前の場所らしき所にに土台だけ残っており、上だけ移動したのかと思うと凄い事だと感心した。
<八体佛十二支守り本尊>
御守り菩薩の石像が立ち並ぶ。
「千手観音菩薩」→子年と12月生まれの人。
一切衆生を救うため、千の手と千の目を具足し、目と手はその慈悲と救済のはたらきの無量無辺なことを表し、一つの手で二十五有を救うとされている。
「虚空蔵菩薩」→丑・寅と1・2月生まれの人。
虚空蔵菩薩は計り知れない智慧と福徳を具え、衆生の諸願を成就させてくれる菩薩で、頭に寶冠、手に福徳の如意宝珠、智慧の宝剣を持っている。
「文殊菩薩」→卯年と3月生まれの人
文殊の知恵と言われるように、諸仏の智慧を司る菩薩。
普遍の悟りと智慧をもたらす。
「普賢菩薩」→辰・巳年と4月生まれの人。
釈迦如来の右の脇侍、白像に乗り、理知、功徳、教化、衆生を生死の苦海から救い、悟りの境地(彼岸)に導くとされている。
「勢至菩薩」→午年と6月生まれの人。
阿弥陀如来の脇侍、智力を象徴し、智慧の光をもって万物を照らし衆生の迷いを除き、無上力を得させ、苦を取り除く偉大な力を持つ菩薩。
「大日如来」→未・申年と7・8月生まれの人。
摩訶毘盧遮那仏、真言密教の教主で、宇宙の万物の智慧と慈悲の表徴、内は真如法界を照らし、外は一切衆生を照らす。
「不動明王」
五大明王、八大明王の一で、その主尊。
種々の煩悩、障害を焼き払い、悪魔を降伏して行者を擁護し、菩提を成就させ長寿を得させるとされている。
「阿弥陀如来」→亥・戌年の人。
一切の衆生を救うため四十八の誓いを立てた仏。
浄土宗、真宗の本尊で、無限の慈悲と永遠の存在と徳を与えられる。
この仏を信じ、その名を唱えれば死後ただちに極楽浄土に生まれると言われている。
さてあなたは、どれにあてはまるか…
<涅槃像(入滅)>
お釈迦様が入滅された時のお姿を現した佛像なのだそうだ。
下部に納骨ができるスペースがあるとの事で、凄く工夫が施されているという印象。
印象といえば、横たわる入滅様の手前に仏足が掘られておりめちゃくちゃ大きい。
<弔鐘(祈り)>
供養塔(三界万霊等)はこの世で起きている様々な、天災人災等で亡くなられた多くの方々の冥福を祈るために建立したらしい。
<久貝因幡守の墓所 >
久貝正俊が徳川家康に仕えて旗本となり元和5年(1619年)に大坂東町奉行に任じられ三千石を領した。
寛永10年(1633年)には二千石を加増され五千石の旗本となった。
この正俊のとき荒廃していた長尾の地を再開発し、福岡村ついで長尾村となったという。
<五百羅漢(阿羅漢)>
お釈迦様に常に寄り添い、悟りを開き阿羅漢の称号を得、釈迦滅後の結集に参加、佛教の教えを広め今も尊崇と敬愛されている。
あじさい園は2か所あり、入口付近の第一紫陽花園はブルー系と白、第2紫陽花園は赤系と紫系がとても綺麗らしい。
<道祖神>
邪霊の侵入を防ぐ神で行路の安全を守る神でもある。
村境などに置かれ近世には、そのお姿から良縁、子授、安産、夫婦円満の神になられたという。
<まとめ>
阿羅漢の石像はかなりリアルで、夢中で自撮りをした。
本当はあじさいが咲く時期に来たかったが、心の赴くままに行動することが私のスタイルなのでさほど気にはならない。
むしろ人が少なくて良いとさえ思う。
【長尾山正俊寺】https://youtu.be/X4X-Me7UJrw
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