<長い梅雨が終わる>
東海・近畿・中国地方が梅雨明け。
平年よりも長い梅雨が終了した様だ。
今日7月20日(木)、気象台は東海地方・近畿地方・中国地方が梅雨明けしたとみられると発表。
各地とも平年よりも1日遅い梅雨明けで、梅雨の期間は平年よりも9日間長くなったそうだ。
九州や四国、関東甲信地方の梅雨明けはもう少し先になるという。
<夏の太平洋高気圧は張り出しが弱い>
多くの年では、太平洋高気圧が本州付近への張り出しを強め、梅雨前線が北上することで梅雨明けとなる。
一方で今日の場合は、梅雨前線が本州の南に南下して移動性高気圧に覆われることで晴天となっている様子。
梅雨前線は23日(日)頃に一旦不明瞭となり、その後もこれらの地域では前線の影響を受ける日が少ないとみられ、梅雨明けの発表に至ったとのこと。
<九州・関東では>
一方、九州などでは今日も前線の影響で曇っているうえに、来週も再び前線の影響を受けることが予想され、梅雨明けの発表はまだだという。
関東甲信地方でも、明日にかけて大気の状態が不安定で、雨の降るところがあるため発表が見送られているものと考えられている。
<これまでの経過>
東海地方では台風2号接近時の大雨により、近畿や中国地方ではたびたび強まった梅雨前線の活動の影響で、雨量が平年よりも多くなったところがあった。
移動性高気圧に覆われている東海・近畿・中国地方では、来週にかけても晴れや曇りの日が多くなる予想だという。
その後、来週末以降になると太平洋高気圧の勢力も次第に強まってくる見通しで、次第に夏の高気圧に覆われるようになる予想。
来週中頃にかけては先日までの様に40℃に迫るほどの猛暑は予想されてはいないが、晴れる日は35℃前後まで気温が上がる可能性もある。
こまめな水分補給を心がけるなど熱中症予防を万全に行わなければならない。
<梅雨について>
梅雨は大雨による災害が発生しやすい時期であり、社会的関心が高いことから、気象庁では現在までの天候経過と1週間先までの見通しをもとに、速報的に「梅雨入り」「梅雨明け」の発表を行っていら模様。
あくまで予報を用いた速報であるため、平年値等の統計に用いられる確定値は、実際の天候経過を考慮して秋になってから更新されることがあるそうだ。
昨年も梅雨入り・梅雨明けの期日は秋になってから大幅に見直しがなされ、20日間以上もの大修正となった地域もあった。
<まとめ>
この異常気象の暑さに耐えるには、雨が降って気温が下がる方が良い。
ただ、降り方が災害レベルだと厳しい。
やっと梅雨明けなのだから、それなりには嬉しいが、
夏本番がやっ来る。
既に酷暑となっている地域もある状況で、これからさらに暑さが厳しくなる。
夏は高温多湿になるから、熱中症や健康への影響に注意が必要。
巡り来るシーズン。