body&mental care support diary

心と体のバランスを大切にするブログ

「膝を曲げてバキッと音が鳴る時」

<膝を曲げたときに音が鳴る原因は>
屈伸運動などで膝を曲げた時、ポキッ、パキッと音が鳴ることがある。

膝を曲げた時に音が鳴るのは何故だろうか…

病気の可能性はあるのだろうか…

リウマチ内科の医師によるとそれは、変形性膝関節症の可能性があるという。

膝の曲げ伸ばしの際にポキポキやパキパキと鳴るのは、膝の関節が急に引っ張られることで関節液の中にできた気泡が弾けることが原因といわれており、痛みがなければしばらく様子を見ても良い。

ただ、音が鳴る頻度が高かったり、音とともに膝に痛みが生じたりする場合は、注意が必要。

関節音には生理的な音と病的な音があり、後者の場合は、痛みや水腫、腫れを伴うことが多い。

又、音が頻繁に鳴る場合も病的なケースである可能性があり、外傷を負った後に音が鳴るようになった場合も要注意だという。

<病的な場合の音とは>

どの様な音が病的なケースに該当するのか…

例えば、膝の曲げ伸ばしの際にミシミシ、ギシギシという音が鳴った場合は、変形性膝関節症の疑いがある。

膝関節は、太ももの骨である大腿骨とスネの骨である脛骨から構成され、それらを覆い、外部からの衝撃から守ったり、関節内の動きをスムーズにしたりする役割を担うのが軟骨だ。

変形性膝関節症は、その軟骨のすり減りから始まる疾患で、徐々に軟骨がすり減り、大腿骨と脛骨が直接ぶつかり合うようになると、膝を曲げたり伸ばしたりする際にミシミシ、ギシギシと音を立てることがある。

<もしこの様な症状を放置すると>

これらの症状を放置しておくと、膝関節の変形が進み、変形性膝関節症が進行してしまうことがあり、ゴリゴリ、ガリガリという音が鳴る場合は、軟骨がすでに消失している可能性がある。

つまり直ぐにでも病院を受診するべきとなる。

すり減った軟骨を元通りに治すことは出来ない。

痛みを覚えた時に出来る限り早く対応することが重要となって来る。

発症リスクのヒントとしては、やはり膝の曲げ伸ばしの際に鳴る音の頻度だろう。

まだ診断を受けていないという人も、膝のポキポキ音がまったくないという人に対し、まれに膝が鳴る人は1.5倍、常に膝が鳴る人は3倍もこの病気の発症リスクが高いことが知られているという。

<痛みのない膝の音は問題ないのか>

膝がジャリジャリ、ミシミシと音が鳴るものの痛くない場合、放置しても問題ないのだろうか。

こな場合、膝関節の軟骨がすり減ったことにより、骨同士がぶつかってすれて音が発生している可能性がある為、早めの受診が望ましい。

膝の痛みがない場合でも、膝から音が鳴る症状は変形性膝関節症の兆候として挙げられ、先に述べた様にパキパキ、ポキポキという音は、関節が急に引っ張られることで関節液の中にできた気泡が弾けた際に生じる為、膝に痛みがない場合は、様子を見ても良いとしている。

一方で、ミシミシやジャリジャリなどの音が1回でも膝から鳴るようであれば、膝関節内部の軟骨や半月板がすり減っていたり、変形性膝関節症の状態となる可能性が高いのだそうだ。

<音の鳴る膝を放置すると>

放置しておくと、今後、痛みが生じてきたり、動かしたと時、しゃがみづらかったり、正座しにくくなることも。

曲げ伸ばしがしにくくなる為、生活に悪影響が出て、症状がひどくなり、やがて歩行困難や寝たきりの状態になる危険性がある。

その時の膝の現状をしっかり把握する方法としては、医療機関で画像検査や触診など、正確な診断が必要。

<変形性膝関節症の進行を抑えるには>

先ず方法はあるのだろうか…

変形性膝関節症を進行させない為の方法は、当座、膝関節への負担を軽減する必要があり、その為には、ウエイトダウン、太ももやふくらはぎなどこ膝回りの筋力トレーニングやストレッチを行うのが有効。

つまり、膝関節を筋力でサポートすることになる。

<まとめ>

実際には、医師の診察や検査を受けてみないと、その音が、本当に軟骨のすり減りによるものかどうかは分からない。

筋力トレーニングは最も有効な運動が故に、その人に適した方法で行うことが賢明。

悪化させない様に、音だけで自己診断してしまうのではなく、医療機関を受診して医師から指示を受ける必要がある。

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