body&mental care support diary

心と体のバランスを大切にするブログ

「職場のメンタル不調について」

<上司のNGワードとは>

従業員のメンタルの不調につながる仕事と職場のギャップ、それを埋めるための必要な取り組みとは…

上司の「一人前に」「しっかりと」はNGワード。

職場のメンタル不調は3つのギャップに関るのだ。
「働く」と「心身」の関係を、精神科医・産業医の見解では、寄り添いの落とし穴があるという。

うつ病など、従業員のメンタルの不調につながる仕事と職場のギャップは3つあり、そのギャップを埋める為にどんな取り組みが必要なのか。

<不調を生み出す3つのギャップ>

ビジネスパ―ソンのメンタル不調の背景には、およそ3つのギャップがあり、そのいずれかに関係してくる。

スキルのギャップ→業務量が多すぎたり、求められ、質が自分に合わない。

スタンスのギャップ→周囲と自分の期待値、働き方

キャリアに対する考え方が違う。

コミュニケーションのギャップ→やりとりがうまくいかない、意思疎通が利かない。

働き方やキャリアに対する考え方のギャップは、例えば、出世などを望まず、仕事に注ぐエネルギーはそこそこで良いと考えている人が、転勤して、上昇志向の強い人が多く、仕事への向き合い方に高いレベルが要求されるような部署で仕事をしいられるケース、又その逆パターンのケースで生じるような違和感を指す。

多くは、コミュニケーションのギャップからスキルやスタンスのギャップが派生、コミュニケーションが円滑になれば、他のギャップを減らす事も可能。

これらのギャップの存在に加え、其々の人が持つ物事のとらえ方、つまり認知の癖次第で、ギャップが及ぼすメンタルの影響も違って来る。

ギャップがあっても上司から注意された際に、気持ちを切り替えられる思考のタイプなら影響は比較的小さく、深刻に受け止め過ぎて潰れる思考のタイプなら、影響はより大きくなる可能性がある。

<苦手とストレスを可視化する>

職場でのメンタル不調の発生、再発の予防に繋がる為には、3つのギャップを埋めるべく積極的に踏みこんでいく事が大切。

産業医がいるある職場では、スキルのギャップを埋める為に「苦手・ストレス見える化シート」というコミュニケーションツールを、1on1など普段の場で使っているという。

何が苦手でストレスになっているのか。

体調を崩すほどのスキルギャップがあっても、本人も周りもそうしたことを把握出来てない事が殆ど。

任されている業務が何なのかも理解と共有が出来てない事もある。

そこでこのシートを使って苦手な業務、ストレスを感じる業務を4象限で可視化、共有をし、本人と管理職で対応策を考えていくのだという。

<可視化するための見える化シート>
このシートを次の手順で試すべし。

①番号付きの欄に担当業務を挙げていく。

最初は本人が分かる範囲で書き込み、最初は大雑把なくくり構わない。

適宜上司に、業務についた詳細にアドバイスしながら業務の内容を具体化していく。

②グラフに業務の番号はめていき、横軸が苦手の度合、縦軸がストレスを感じる度合い。

つまり、苦手な気持ちが強い仕事ほど右寄りに、関わる頻度が多く、強いストレスを感じている仕事ほど上寄りになる。

③完成したグラフを元に優先度の高いものから対応を考えていく。

右上→左上→右下の象限の順で見ていく。

業務内容をさらに細かい業務に分解し、どの業務でつまずき「苦手」「ストレス」の原因になっているのかを考え、業務を整理したり、周囲がやり方を教えたり、場合によってはその業務を担当から外す、などの具体的な対処方法を考える。

<まとめ>

3つのギャップのひとつ、スタンスのギャップに纏わる相談の中には、その業務に対する周囲からの期待値や業務に対する考え方が、本人にきちんと伝わっていない事がよくあり「しっかり」「一人前」といった、ぼんやりした内容で説明したつもりになっている事が少なくない。

上司が、将来の幹部として部下を育てているつもりでも、部下に自分は幹部候補として指導されているのだという自覚がなければ、上司から自分だけ厳しくされているという気持ちを抱く。

期待値や業務への向き合い方へのミスマッチが心を侵食していく。

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