<明けましておめでとう御座います>
新年が明けて、昨日が仕事初め。
その初日から早速嬉しい事があった。
仕事が始まり信号待ちで停車している時、窓越し僅か10m程の距離にチョウゲンボウがコンクリート塀に留まっているのを見た。
この鳥はハヤブサの仲間で近年、市街地でも時々見る事があるが至近距離は初めて。
元旦に見た初夢は悪夢だったので初詣でこれを払拭した所だったが、一富士・二鷹・三茄子の内、鷹ではないものの同じ猛禽類を夢では無く実物で見れたのは、これは縁起が良い。
それともお参りのおかげ??
ともかく良いメンタルでスタート出来た。
<ただ1つ気になる事が>
会社の駐車場界隈で昨年から何度も目撃した、愛らしい2匹の野良猫親子の姿がない。
極寒の年末年始をどんな風に過ごしたのだろうかと思いながら、元気な姿を見れていないので心配。
何処に居るのか移住したのか分からない。
野良犬は保健所が厳しくなって以来減っているが、野良猫はあまり減っていない。
路地裏や車の下でひっそりと寛ぐ姿をよく目にするが、あの猫たちはどうやって生活しているのだろうか、エサや水はどう確保しているのだろうかと考えてしまう。
<野猫と野良猫>
猫の祖先は中東の砂漠に生息していたリビアヤマネコというらしい。
後に穀物をネズミの食害から守るために家畜化された。
近年ではペットとして飼われる事が増えている。
猫は1歳くらいで生殖期を迎え、7歳以上になると高齢期を迎える。
室内飼いでも20歳を超える事は殆ど無い。
事故や特別な病気がなければ15歳前後まで生きることが多い様だ。
対照的に野良猫は、5歳前後までに殆どが亡くなってしまう様だ。
あの親子も2匹だけじゃない、もっと子猫が居た筈。
山中や離島で野生化した猫は、自分でエサを捕獲するようになり野猫(のねこ)と呼ばれており、野良猫とは区別されている。
野良猫にとってエサの確保は大きな問題だろう。
<自由で過酷な野良猫の暮らし>
猫は肉食の為、ネズミやウサギ、小鳥、ヘビ、トカゲ、カエル、虫などの生き物を捕食する。
ただ、野猫として生きていける程の完全に野生化できる猫は少なく、狩りをしても足りない部分は人間の側で食べ残しや犬のエサなどを何とかして手に入れている。
狩猟の対象となる生き物は田舎にも都会にも居るものの暖かい時期しかあまり手に入らない為、となると冬場はエサが少ない上に、寒さを凌ぐ場所探しもしなければならない。
水はちょっとした窪みに溜まった雨水や水道水、用水路などを見つけて飲む為、洗剤などが混ざっていてお腹を壊す事もあるだろう。
野良猫の生活は自由だが、とても過酷だと思う。
<野良猫の重要な栄養源>
エサやりについて考える。
狩猟やゴミ漁りなどに加え、野良猫の重要な栄養源となっているのは人間のエサやり。
不特定多数の猫にエサやりをする人が居たり、特定の家の側に住みつき人間に懐いてエサを貰う猫も居る。
難しいのは野良猫のエサやりに関して非常に賛否両論の声が拮抗し猫が苦手な人の中には、糞尿の臭いや爪とぎによる家などへの被害で困っている人も居たり、野良猫の病気の飼い猫への感染を心配する声もある。
反対派の意見は、猫は1年に2回、2匹から7匹の子を産み、エサをやると寿命が延び、繁殖期が伸び、不幸な猫が増えるいう意見。
肯定派は、避妊手術をした上でエサをやり、自然に減っていくのを待つスタンス。
これは、ボランティアグループに多い。
それらの野良猫を「地域猫」と呼ぶ。
ただし、手術の取り残しがあると減らないので、地域猫を実施しているエリアでもいまだより良い方法が模索されている段階らしい。
<まとめ>
野良猫は一般的に警戒心が強いので、懐かせるのは至難の業。
野良猫とお近づきになりたい時は、タバコやシナモンなどの強い臭いを嫌うので、先ずはそれらの臭いを消してみる。
触りたいからといって、いきなり手を出すと普通は逃げるので、しゃがんで自分を小さく見せ、優しく声をかけるべし。
耳を振ったり尻尾を立てたりする時は警戒心の表れだから近づかない事。
自分から近づいてくれたら、そっと猫の前に手を差し出して見る、くんくん臭いを嗅いでくれたら、耳の後ろを掻いてみる。
触らせてくれたと思っても自分から膝に乗ってくるなどしない限り、抱かない事。
どれだけ優しく接しても人間を恐がる猫もいる。
そんな猫はそっとしておかなければならない。
とか言う私自身も一定の距離から見守る程度しか出来ない事が殆どだ。
兎にも角にも、あの親子野良猫の無事を願う…
【野良猫】動画 https://youtu.be/WIOIdE1XG6k