body&mental care support diary

心と体のバランスを大切にするブログ

「新型ハラスメントって?」

<令和のハラスメント>

会社内で発生する令和の不適切「フキハラ」「ハラハラ」「ツメハラ」とは?

いわゆる新型ハラスメント。

法的に問題になるのは何か、無意識な振る舞いが思わぬハラスメントになる可能性もあるのだ。

常識的な行動を心掛けよう。

ひと口にハラスメントと言っても多岐にわたる。

3大ハラスメントは「パワハラ」「セクハラ」「マタハラ」これに関しては、企業で対策防止を講じることがすでに義務化されている。

実際、それを取り扱う弁護士は、労働関連の事案を数多く扱う中でもパワハラが圧倒的。

マタハラに関しては、直接相談を受けるというよりは、解雇や退職勧奨された事案などと関連してマタハラという表現が出てくることがある様だ。

一方で、コロナ禍を機に新しい形の相談、例えばチャットなどでのやりとりをハラスメントの証拠とする事例は増えているという。

又、 グループチャットでなく、個別のチャットで上司が女性社員をしつこく飲みに誘うなど、不適切な言動をしてくることに対する相談も少なくなく、これはパワハラというよりセクハラだそうだ。

<回避の為の心構え>

一言でいうのは難しい、つまりは常識的な行動を心掛けることに尽きるのだ。

怒鳴らない、殴らない、などは本来、社会通念上、当たり前のことで、つまり常識。

常識に従って行動していれば必要以上に委縮する必要もない。

だか、セクハラやマタハラなどに関しては、男性側のそうした常識が今の常識とズレていることも起こりえるので注意が必要。

<新型ハラスメント>

今の世相を反映する社会を悩ます「新型パワハラ44」というのがあるらしい。

職場や日常生活で気をつけたい一覧表の一例。

フキハラ→不機嫌な態度や表情、ため息をくりかえし、精神的な苦痛を与える。
キボハラ→キーボードをたたく音やマウスの音などで、周囲の人を不快にさせる。
オオハラ→メジャーで活躍中の大谷選手をめぐる報道が過剰だという反発から。
エイハラ→「おじさんにはわかりませんよ」など年齢や世代を理由に嫌がらせをする。
ツメハラ→自宅ですればいいにもかかわらずなぜか職場で爪を切る。
ハラハラ→上司などに、何かにつけて「これはハラスメントだ」と主張する。

中には冗談に思えてしまうような例もあり、結局、程度が過度になれば、例えば会社の総務や労働組合に駆け込まれるなどして、職場で実際に法的な問題になりかねない。

<法律に抵触しそうなのは>

すべて程度が行き過ぎると法律に抵触する可能性はあるが、特に問題化される可能性が高いのは、パタハラ、ケアハラ、プレマタハラ、ロケハラ、ハラハラ、ホワハラ、ツクハラ。

「パタハラ」

育休や時短勤務を希望すると利用した男性に嫌がらせをする。
「ケアハラ」

介護休暇を取得した人に嫌がらせをしたり、制度を利用させない。
「プレマタハラ」

人手不足を懸念して、妊活や妊娠を妨げようとする発言をする。
「ハラハラ」

前述の通り
「ロケハラ」

スマホの位置情報サービスで社員の居場所、つまりロケーションを監視する。
「ホワハラ」

上司が部下に過剰な配慮をすることで、部下の成長機会を奪う。
「ツクハラ」

自席の机の上に、他人から見たら不快に感じるようなものを置く。

<問題視されるのは>

パタハラやケアハラ、プレマタハラなどは、問題となる可能性が高いハラスメントらしい。

男性も育児休暇を取るための法制度も整えられている中で、それを理由に嫌がらせするのはNGという事か。 同様に、育児介護休業法に基づいて介護休暇を取得する人に対して、それを理由に不利益な取り扱いをする事も、育児介護休業法違反となる可能性があり。

産休、育休、介護休業を取らないように仕向けるというのは、問題が大きいのだ。

「ハラハラ」「ロケハラ」にあたる行為とは

業務中に限り、社員の居場所がわかるようにしておくこと自体は、必ずしもハラスメントとまでは言えないと言う。

ただし、業時間外も居場所がわかるようになっていたのであれば、場合によりハラスメントに当たり得るそうだ。

「ホワハラ」例えば、A君には期待しているから業務を振り、B君は能力的な懸念があり、仕事を依頼しない様なケースだとすると、仕事外し、というパワハラの一類型として問題になる可能性があり、明確な悪意が含まれる配慮の仕方は、ハラスメントにあたる場合があるということを知っておいた方が良い。

「ツクハラ」例えば会社の机やパソコンの壁紙に、猥褻なものなどの他人が不快感を覚えるものを置いていたり、表示していたら、それはセクハラにあたる可能性があり、内容次第では大きな問題になる可能性はあるという。

いずれにせよ、程度の問題はあるものの、何でもかんでも不適切とみなされがちな息苦しい時代であることは確かだ。

<まとめ>

いわゆるハラスメント全盛期を迎えたのではないか。

一度整理した方が良い。

人が嫌がることをするのはやめ、犯罪ならもっとやめて、ヌーハラだのフキハラだの、細分化したラベリングを作って満足するのはやめて頂きたい。

大概は個人のモラルと他者の許容度合いの話でしかないものを、それを理解出来ない大人が多過ぎる。
職務上の優位な立場を濫用したり、殴る、蹴る、性的な嫌がらせは、ハラスメントではなく犯罪なので、それは容赦なく断罪すれば良い。

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