<アルツハイマー>
アルツハイマーは、物忘れから気付く事が多く、やがて今まで日常生活で出来た事が少しずつ出来なくなって行く。
記憶は「新しい事が記憶出来ない」「思い出せない」「時間や場所が分からなくなる」
やがて「物取られ妄想」「徘徊」などの症状が出る。
<原因>
βタンパクやτタンパクなどの異常なタンパク質が脳内に溜ませいで神経細胞が死に脳が萎縮する為。
萎縮は「海馬」という記憶を司る部分から始まり、やがて脳全体に広がる。
<主な症状と進行度>
<認知機能障害>
新しく記憶する事が出来ず、直ぐに忘れる。
食事や日付、昼と夜、場所、家族の顔すら分からなくなる。理解力判断力の低下、計算も出来なくる。
<BPSD(行動心理状態)>
経過中に、無為無関心、妄想、徘徊、抑うつ、興奮や暴力などが現れる。
<進行状況>
物忘れから始まり年単位で緩やかに進行する。
身体面の症状は進行するまで目立たない。
<対応のポイント>
否定せず本人の話をよく聞いてあげるべし。
前回にも書いたが、同じ行動を繰り返すので、否定せず「そうなんですね」と肯定してあげる。
本人は直ぐに忘れるので何度も同じ質問や動きをしてしまい混乱する。
例えば、「財布を盗られた」と妄想を抱き何度も訴えるが、本人は現実的で真剣なので反論しても通じないと、こちらはついイライラしてしまう。
だから、同じことを言われても初めてのつもりになって話を合わせる。
<まとめ>
食事直後に「まだ食べてない」と言われても食べたじゃないですかと否定せず「これから食べましょう」という風に接するべし。